はじめに
「帰国後、中学受験、どうしよう?」
小学生のうちに帰国となった帰国生ママなら、一度は中学受験について考えると思います。
わが家の長女も、シンガポールから帰国後に、本人の強い希望で中学受験をしました。帰国生枠の英語受験を選択し、結果、希望の国際系私立中学に合格することができました。
今日は、その体験をまとめてご紹介します。
※身バレ防止のため、実際の校名や詳しい試験内容については省略させていただいております。ご了承ください。
帰国直後の状況
帰国したのは、小学6年生になる直前のタイミングでした。
英語力は、シンガポールにいた小5の夏に英検2級をすでに取得。(シンガポールでは2級までは現地で受験できます)ただし日本の勉強は小3から通信教育(進研ゼミやすらら)中心だったため、算数や国語は基礎レベルしか積んでいませんでした。
つまり、英語はともかく、国語算数を仕上げる時間はない──そんな状況で受験準備がスタートしました。
学校選び
私たちがまず取り組んだのは、国際系・帰国生枠を持つ学校をリストアップすること。
娘は「英語で他教科も学べるような、インターナショナルスクールに近い雰囲気の学校がいい」と希望していました。そこで、英語授業を取り入れている学校を中心に説明会へ参加。
学校によってカラーは本当に様々でした。
- 帰国子女が多く自由な雰囲気の学校
- 帰国子女が多いけれど、日本的な雰囲気の学校
- 帰国子女歓迎とうたっているものの、実際には少ない学校
と、実際に足を運ばなければ分からない違いがありました。
親としては「通学時間が片道1時間以内」という条件だけを設定し、志望校は最終的には子どもの希望を優先しました。
英語受験を選んだ理由
英国算の三教科か英語受験か──結論から言うと「選ぶ余地はなかった」です。
帰国したのが6年直前で、国語・算数を本格的に準備する時間はゼロに近い。必然的に英語受験を選ぶしかありませんでした。(もっと計画的なご家庭なら海外にいる間から受験塾に行かせたり対策していらっしゃるのでしょうが、我が家は帰国は小学校卒業後になると思っていたので特に何もしておらず……)
ただ、本人が英語が大好き、受験勉強にやる気があったので挑戦する価値は十分あると考えました。
不安だったのは、受験できる学校が限られる点と、入学後の国語・算数への不安。「本当はやっておいた方がいいよね…」と思いつつも、時間的に割り切るしかありませんでした。
受験勉強の進め方
英語対策
受験準備は帰国子女アカデミー(通称KA)にお任せしました。
KAは帰国子女受験では有名で、ほとんどの英語受験組が通う塾です。
帰国直前からオンライン授業を受け始め、帰国後は一番近い校舎に通学。夏期講習・直前講座もエッセイ・学校別対策講座をメインに大体取っていました。
家庭では主に 英検準1級の対策を進めました。合格していると加点や免除がある学校がいくつかあったためです。実際に娘は8月に英検S-CBTで受験、一発合格でき、大きな自信につながりました。
国語・算数対策
英語メインでの受験を決めたので、国語と算数はほぼ学校の授業のみ。ただ、受験予定の学校の中に基礎的ではありますが国算の出題がある学校もあったため、漢字や計算などはしっかり取り組んでいました。また、算数は英語の筆記試験内で数題出題される学校もあったので、RISU算数などで基礎を補強しました。
夏休みは本当にしんどかったけど、英検準1級に合格できたときは “私、いけるかも!” って思えたよ
四教科受験の子たちに比べたら余裕はあったと思います。本格的に勉強を始めたのは六年生だったし、夏休みにどこにも遊びにはいけなかったけれど、夜に一緒にテレビを見るくらいの余裕はありました。あまり子供に負担のかかる受験は望んでいなかったので、無理のない形で挑戦できたのは良かったです。(本当はもっとガツガツやらなきゃいけなかったのかもしれませんが)
受験当日と結果
受験直前
帰国枠の試験は主に11月〜12月に行われます。試験一週間前から学校はお休みして体調を整え、本番に備えました。
※2月の一般入試の場合だと、1月から学校はお休みする、という方が多いのですが、帰国入試の場合、入試日がばらけていて、その度に休んでいたら二ヶ月くらいほとんど学校に行かないことになるので、我が家は第一志望と第二志望の試験日前だけお休みすることにしました。一方うちは一日も休ませない、という方もいて、ご家庭によって対応はさまざまだと思います。
受験当日
第一志望の試験日は緊張でガチガチ。KAの模試(KAATテスト)でもボーダーラインだったので、終了後は「全然できなかった」と落ち込んでいました。
第二志望は直近のKAATテストでは十分合格圏であったため、少し落ち着いて受験できたようです。
いずれも面接があったので、ユニクロで売っていた、シンプルな紺地の、白の襟付きワンピースを着ていきました。当日は同じワンピースを着ていた子が結構いたようです……また、受験会場で同じ塾の子たちを見かけることも。
結果
結果はすべてオンラインでの確認でした。
──第一志望は不合格。
しかし、第二志望に合格をいただけ、受験は終了。
受験はもう二度とやりたくない!って思うくらいしんどかった
四教科に比べたら科目数は少ないけれど、その分高いレベルが要求されるし、帰国枠は受験日が被ることが少ない分、倍率が高いところが多い印象でした
年内に合格をいただけたので、2月受験は回避。第一志望にこだわって、2月の一般英語入試(こちらは帰国生の制限なく誰でも受験可能)を受けることもできたのですが、本人にもうその気力がありませんでした。結果、お正月を普通に過ごせたのでよかったです。
年初に初めて受けたKAATテストでは第二志望校も圏外だった長女ですが、本番では初回の受験で合格をいただくことができました。
短期決戦で本当によく頑張りました!
振り返って
* 親として一番大変だったのはやはり費用面。英語のみの受験ではありましたが、夏期講習・直前講習などで想像以上の出費でした。
* 娘が一番自信をつけたのは 英検準1級に一発合格できたこと。周りでも何回もトライし続けていて……という子も少なくない中、努力の成果を目に見える形で実感でき、最後まで頑張れた大きな支えになったと思います。
まとめ
我が家は明らかに準備不足でしたが、本人のやる気でカバーして、なんとか合格を得ることができました。ですが、帰国生枠の英語受験は、思っているほど甘くはありません。帰国生・受験生の数も増えていますし、レベルも上がっています。
やるなら最低でも英検準1級合格レベルは必要だと感じました。
そして、情報が少ない分、親の情報収集が重要になります。
わが家の体験や勉強方法などより詳しい記事を書いていこうと思いますので、これから受験を考えるご家庭の参考になれば嬉しいです。




