はじめに
中学受験を考えている帰国生なら「英検を取っておいた方がいいのかな?」と考えるのではないでしょうか。
わが家の長女も、小6直前に帰国、その年の夏に英検準1級に挑戦、結果一発で合格することができました。(英検2級取得の約1年後)
この記事では、
- 実際に使った教材や勉強法
- 得点が安定しなかった時の対策
- S-CBT受験のメリット
- 合格できた要因
をまとめてご紹介します。
英検準1級を受けようと思った理由
帰国生枠の英語受験で有利になる
受験校によっては英検があると加点や試験免除になるところがあります。特に準1級を持っていると、有利になる学校が多かったため受験を決定。なんとか出願が始まる10月までに取得しようと目標を立てました。
「英語力の証明」として分かりやすい資格
日本で最も知られた英語資格で、一番わかりやすい英語力の証明だと思います。取れればかなり自信になると考えました。
実際に取り組んだ勉強法
KAのオンライン講座を受講
通塾していた 帰国子女アカデミー(KA)にはKAPlusという、オンライン上でリーディングやライティング対策など、毎日様々な講座を好きなだけ受講できるサブスクリプションがあります。
その中に英検準1級向け対策講座もあったので、都合がつく限り、できるだけ受講しました。
過去問を時間を計って取り組む&弱点を洗い出す
英検準1級の過去問を2回分程、本番同様に時間を測って解きました。
リスニングは安定して取れていたものの、リーディングの得点は場合によって5割〜8割超と結構ばらつきがありました。歴史や科学系の話題だと得点できず、心理や教育系だと高得点。自分がよく知っている、日頃興味を持っている話題ならわかるけれど、よく知らない・興味のない話題だとさっぱり……要は背景知識の有無が原因でした。
そのため、細かい文法や単語暗記より、幅広い知識を得るための学習をメインにしました。
文単準1級を繰り返し読み込み
「文で覚える単熟語 準1級(文単)」をひたすら繰り返し音読。
単語を単発で覚えるのではなく、文脈の中で覚えることでリーディング力に直結したと思います。また、英検でよく出るテーマに触れて知識を得ることも出来ました。
TED-Edをできるだけ観る
英語での背景知識強化にTED-Edを視聴。
歴史・政治・科学など幅広いテーマに触れることで、話題による得点のばらつきを減らしました。
日本語の社会系・理科系の本を読む
帰国生の中には日本語より英語が得意!というお子さんも多いと思うのですが、長女は英語環境に入ったのが小3と遅めでしたし、期間も短かったので、日本語の方がずっと強いです。
そのため、英検に出題されるような様々なテーマの知識を得る手段として、英語にこだわらず、日本語の本も多く読みました。その方が理解も吸収も早く、親が解説してあげることもできるからです。
日本語であっても背景知識さえ入っていれば、英語で出題されても意味を掴むことができるようです。(もちろん最低限の英単語は覚えていないといけないですが)
我が家は「学校では教えてくれない大切なこと」(旺文社)シリーズや、こども地政学などが有名な「こどもシリーズ」(カンゼン)を片っ端から読んでいました。
S-CBT受験がおすすめ
合格の要因の一つに、S-CBT(Computer Based Testing)での受験があると思います。
※会場に行き、パソコンで受験する形式。毎週土日に実施。1日でスピーキングまで終わる。
準1級はライティングが長文になりますが、PCでのタイピング入力は、
◯手書きより早く回答できる
◯修正も簡単
◯見直しに時間を残せる
というメリットがありました。
英検はタイピングができる子ならS-CBTがおすすめ。娘もKAの宿題でタイピングはかなり早くなっていたので、試験本番で大きなアドバンテージになったと思います
合格できた要因
1. 目標を明確化
「出願前に準1級に合格」というゴールを設定。
2. 教材の選択がよかった
KA講座+文単+TED-Ed+過去問の組み合わせ。
3. 背景知識を補強
社会や科学など苦手分野をカバーする工夫。
4. S-CBT受験の有利さ
ライティングで時間を有効に使えた。
英検準1級は簡単ではない
帰国子女といえど、小学生で準1級は簡単に合格できるものではありません。
ネットを見ていると、小学生で英検1級合格!という話もよく目にするので帰国子女ならそれくらいいけるのかも?と思ってしまうかもしれませんが、大多数のごく普通の子にとっては、準1級合格も十分難しいことだと思います。
実際、周囲では何度もトライしてようやく合格、という帰国生のお子さんも少なくありませんでした。
英語受験をする子の中には、幼稚園から何年もインターや現地校に通っていた子もたくさんいます。娘は2年ちょっとしかインター経験がなく、滞在年数は短い方。それでも的を絞った対策で合格できたことは大きな自信になりました。
英検2級まではほぼ対策せずに合格できたけど、準1級は2級よりずっと難しい!ちゃんと勉強しないと無理だった
まとめ
- 英語受験する帰国生にとって準一級は「必須レベル」(けど難しい!)
- 合格の鍵は「教材選び」「背景知識の補強」「S-CBTの活用」
- 海外歴が短くても、弱点を洗い出して、しっかり準備すれば合格できる
わが家の経験が、これから英検合格を目指すご家庭の参考になれば嬉しいです。



